【来場を呼び掛ける(左から)鍵谷さん、池田さん、岸本さん】
作家同士の交流や美術振興を目的に、昨年2月に発足した「宇陀市美術人協会」の第2回作品展が、10月3から5日まで奈良県宇陀市榛原萩原の榛原総合センターで開かれる。入場無料。
会長を務める日展会友の書家、池田幸子さん(65)=榛原あかね台=は「昨年9月に開いた初の作品展には市内外から多くの来場があった。2回目に向け、それぞれがレベル向上に精進している。力作をぜひ見に来て」と呼び掛ける。
今回は、60代から80代の宇陀市美術展覧会招待作家を中心に21人が参加。高さ2・7㍍のパネルをびょうぶ仕立てにし、宇陀市にまつわる万葉集を書いた「阿騎野」、雨の中で霧に光が差し込む様子をうるしで表現した「雨音色」、花びら一つひとつをステンドグラスで表現した「胡蝶蘭」など、絵画、彫刻、工芸、書芸、写真など約50点を展示する。また、「ジュニア展」と題し、市内の小中高生の作品約20点も展示予定だ。
顧問を務める日本工芸会正会員の漆芸作家、岸本圭司さん(67)は「うるしの魅力が伝わるきっかけになれば」、副会長でステンドグラスの作家鍵谷憲治さん(78)は「一人でも多くの人に見てもらい、芸術を始めてもらえればうれしい」と語った。
作品展は午前9時半から午後5時(最終日は同4時)まで。
問い合わせは池田さん(080・5719・4849)へ。
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