三重県の名張市立病院(百合が丘西1)の地方独立行政法人化に関する市民説明会が2月22日、始まった。この日は2会場で開かれ、初回の市子どもセンター(百合が丘西5)には約30人が集まった。参加した住民からは、意見や質問が相次いで出された。
北川裕之市長は1月12日の市議会全員協議会で、市立病院の経営形態を地方独立行政法人に移行する方針を表明。法人設立は2025年10月を予定している。
説明会は、22、24、27日に計5か所で開催。市子どもセンターでは、北川市長が冒頭のあいさつで「独立行政法人は民間病院になるわけではなく、市が設置する公立病院。市民の皆さまには引き続き安心して医療サービスを受けて頂ける」と強調し、理解を求めた。
病院事務局の担当者が経緯や地方独立行政法人法人の概要、理事長の候補者などについて説明した後、質問を受け付けた。
参加者からは、市が方針説明のために2月10日発行の「広報なばり」に掲載した記事に関する意見や、「救急医療は独法化でどうなるのか」などの質問が上がった。
北川市長は救急医療について「最優先の課題。中期目標に掲げ、法人にしっかりとやらせていく。市議会で目標や計画を審議し、理事長を任命するのは市長。守っていくので安心頂きたい」と答えていた。
説明会は、24日午前10時から桔梗が丘市民センター(桔梗が丘6番町)、24日午後2時から美旗市民センター(美旗町南西原)、27日午後2時から名張市民センター(上八町)でも開かれる。
【関連記事】名張市立病院の独法化を北川市長が表明 25年10月の移行目指す(https://www.iga-younet.co.jp/2024/01/12/86020/)
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