【寄せ書きを手にする樋口会長(左)ら=伊賀市高畑で】

 サッカーJ1・湘南ベルマーレからドイツ2部ホルシュタイン・キールへの移籍が決まった三重県伊賀市出身の町野修斗選手(23)へ地元からエールを届けようと、出身地の中瀬地区の住民らが6月下旬に寄せ書きを作成した。7月2日に神奈川県内で行われる横浜F・マリノスとの試合の際に父・理さん(61)が本人に手渡す予定だという。

 同地区の後援会「町野修斗選手を励ます会」の樋口良紀会長(64)によると、中瀬地区のスポーツ大会の場で移籍が決まったことを参加者に伝え、メッセージを書いてもらったという。縦90センチ、横130センチの白い布の中央に、日の丸をイメージした赤い丸と「MACHINO SHUTO」「翔」の文字をあしらい、周囲に「めざせ世界一のストライカー」「EUでも忍者ポーズ」「中瀬のスター」「世界の町野へ」などの言葉がつづられた。

 樋口会長は「試合をなかなか見に行けなくなる寂しさはあるが、彼の挑戦であり、以前からの夢だったので、うれしく思う。ドイツからニュースが届くのを楽しみにしている。2部のチームなので、1部に昇格する原動力になってほしい」と思いを話した。

中瀬地区市民センター前に掲示された横断幕=同

 また、中瀬地区市民センター前の交差点に面したフェンスには、「中瀬から世界へ サッカー町野修斗選手ドイツ2部リーグ移籍決定!」と書かれた横断幕が6月30日に掲示された。

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