【「THE NINJA CITY」の文字や手裏剣のデザインを入れたバスの後部に立つ北森社長=伊賀市古郡で】

 伊賀流忍者発祥の地として「忍者市」を宣言している三重県伊賀市を内外でPRできればと、貸切バス事業などを展開する同市古郡のキタモリ(北森浩貴社長)が新たに導入した29人乗りの大型観光バスの表面に手裏剣のマークや「THE NINJA CITY」の文字をあしらい、6月30日から運用を開始した。

 同社によると、このバスは以前、北森社長の友人が個人所有していたもので、同社が購入後に塗装や内装の一部を変更するなどした。外装の赤色は元々の色を生かしつつ、左右と後部の3か所に、飛んでいる手裏剣と文字を金色で入れた。シートは片側が1列、もう一方が2列で、長距離・長時間の乗車でも疲れにくいよう、シートの前後幅は一般的な観光バスより広くなっているという。

バスの車内

 最初の運行は30日から7月1日にかけて伊賀と東京を往復する予定で、北森社長は「アフターコロナで貸切や団体の需要も回復してきた。このバスが全国を走ることで『忍者市』をもっとアピールしていけたら」と期待を込めて話した。

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