【玄関前であったテープカット=名張市夏見で】

 三重県名張市夏見で7月1日に新たに開設する住宅型有料老人ホーム「結明(ゆめ)の丘」の竣工式などが6月13日にあり、運営会社の謙康会や行政、地元の関係者ら約30人が出席した。

 同ホームは名張中央公園の西隣に位置し、2階建て延床面積約1334平方メートル。部屋数は39室で、全個室。24時間365日利用できる訪問看護と訪問介護ステーションを併設し、重度対応と長期療養を可能としている。市内の往診クリニックとも提携している。

2階のリビング=同

 内装は「和モダン」をイメージ。1階と2階にそれぞれ、リビングや浴室などを備える。浴室は4種類あり、利用する人の状態に応じて機械浴やリフト浴などを選択できる。

 式典のあいさつで、同社の今井康介社長は「医療依存度の高まりと、要介護度の重度化傾向に対応できる施設の必要性を痛感していた」など開設経緯を説明。「病院や福祉施設と連携し、地域のベッドコントロールを担える施設を目指したい」と意欲を語った。

 来賓として出席した北川裕之市長は「医療的ケアが必要な高齢者の方であっても、安心して介護や医療を受けながら過ごすことができる施設ができたことは喜ばしい。大いに期待したい」とあいさつを述べた。

 19日と20日には、内覧会(午前10時から正午、午後1時30分から同3時30分)が開かれる。

 問い合わせは結明の丘開設準備室(0595・62・5155=平日午前9時から午後5時)まで。

建物内で行われた竣工式=同
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