【県予選でプレーする寺島君(岡山学芸館高提供)】

 「第100回全国高校サッカー選手権大会」が12月28日に開幕する。出場する私立岡山学芸館高校(岡山市)の守護神は、三重県名張市出身の3年、寺島紳太朗君(18)だ。安定感のあるGKで、県予選では全4試合を無失点で、2年ぶりの大舞台へチームを導いた。

 同大会に出場経験のある父の勧めで、蔵持小2年の時に蔵持FCでサッカーを始めた。中学3年まで在籍したFCアヴェニーダソルのコーチから勧められた同高は「環境も練習の雰囲気も良く『ここで全国大会に出たい』と思えた」という。

 今夏の高校総体で、チームは初の8強に進出し、「レベルの高いGKたちのプレーを見て、もっと自分のレベルを上げないといけないと感じた」。2か月後、同高は選手権の県予選に4回戦から登場し、寺島君は劣勢ながらも0‐0でもつれ込んだ決勝のPK戦では相手の4人目を止め、チームメートと歓喜した。「自分が止めれば全国、という場面で止められて良かった」と振り返る。

 ハイボールの処理とキックの正確さを意識し、守備力を高め簡単に失点しないチームづくりに取り組む。その姿勢に、高原良明監督(42)も「こつこつ努力を重ね、安定感も出てきた。もう一回り成長して全国一のGKになり、プロに進んでほしい」と期待する。

 寺島君は「失点ゼロで大会を終えるのが目標。PK戦になっても自分がストップし、一つひとつ勝っていきたい」と抱負を語った。

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2021年12月25日付810号6面から