三重県は9月9日、伊賀市6人、名張市3人など県内129人(四日市市発表分29人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内108例目のクラスター(感染者集団)が発生した伊賀市内の企業では、新たに従業員3人(伊賀1人、名張2人)の陽性が判明。県内の感染者は延べ1万3883人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市28人、津市22人、鈴鹿市18人、桑名市16人、松阪市7人、伊賀市6人、亀山市5人、伊勢市と多気町が各4人、いなべ・名張・尾鷲市が各3人、朝日・菰野・明和町が各2人、鳥羽市と東員・川越町、県外(愛知県)が各1人。

 伊賀市内の企業のクラスターでは、新たに伊賀市の60代男性、名張市の20代女性と30代女性の陽性が判明し、この事例での陽性者は計37人に。女性従業員2人は以前の検査で陰性と判定されていたが、症状が現れたため再度検査を受け、陽性と確認されたという。

 伊賀市ではこの他、未就学児2人を含む10歳未満から30代の男女、名張市では女子高校生1人が陽性と確認された。

 県内の入院患者は前日から4人減の295人、うち重症者は3人減の28人、入院調整中・自宅療養の人は123人減の2234人で、病床使用率は58・1%、うち重症者用は46・7%となっている。

※9月9日午後5時47分追記

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