三重県は8月30日、伊賀市8人、名張市7人を含む県内男女181人(四日市市発表分81人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた60代男性1人と80代男性2人の計3人が死亡したと発表した。県内の1日当たりの新規感染者数が200人以下となるのは、16日発表分(108人)以降14日ぶり。また、28日までに従業員13人の感染が確認されていた津市内の企業の寮を106事例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県内の感染者は延べ1万2144人、死亡が確認されたのは130人となった。

 発表によると、四日市市以外の県内感染者の市町別内訳は、桑名市19人、津市17人、鈴鹿市16人、伊賀市8人、名張市7人、松阪市6人、菰野町5人、亀山市4人、いなべ市、伊勢市、朝日町各3人、東員町、川越町各2人、明和町、南伊勢町、志摩市、鳥羽市、県外各1人。県内の病床使用率は58・7%、重症者用は37%で、重症者は20人。

 津市内の企業の寮で新たに発生したクラスターでは、20代から30代の男性13人が感染。24日に2人、25日に6人、25と26日に各1人、28日に3人の陽性が確認されていた。現時点で検査対象となる従業員21人の検査はすべて終了し、陽性13人、陰性8人となった。

 伊賀市の新規感染者は、10代未満の未就学女児と小学生男児、10代会社員女性1人、10代女性2人、30代男女2人、40代女性1人。このうち6人は、既に判明している感染者の接触者か濃厚接触者。10代女性のうち1人は、同市の放課後児童クラブのクラスターで感染した10歳未満女児の濃厚接触者だった。

 名張市では、10歳未満の未就学女児、10代と20代の女子学生2人、20代男性2人、30代女性、40代男性が感染。10代と20代の学生2人は、26日に発症した40代男性の濃厚接触者。

※8月30日午後6時37分追記

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