【会見する岡本市長=伊賀市役所で】

 三重県議会議員の地元選挙区を定数3から2に削減することなどをまとめた正副議長案に対し、日沖正信議長宛に意見書を提出し抗議していた伊賀市の岡本栄市長は、3月26日に開いた臨時記者会見で、日沖議長から同日に返書があったことを説明し、「なぜ伊賀の定数が減るのか、なぜパブリックコメントの期間が短いのか、という2点の問いについてはゼロ回答。思いを酌んで頂けないのは残念」とコメントした。

 22日の県議会会派代表者会で示された正副議長案の内容は、人口減少に伴い総定数を現行の51から3減の48とし、定数3の伊賀市選挙区を1減の2に、鳥羽市選挙区(定数1)と伊勢市選挙区(同4)を合区し定数を4に、尾鷲市・北牟婁郡選挙区と熊野市・南牟婁郡(いずれも同2)を合区し定数を3にそれぞれ見直し、2023年4月以降の選挙から適用するというもの。3月26日から4月8日までパブリックコメントを求め、寄せられた意見も参考に全員協議会で議論される予定。

 23日付で岡本市長が出した意見書への日沖議長からの返書には「今後、県議会での議論が始まる」「県議会での議論に際しては、頂戴した意見書の内容をお伝えする」などの文面があったが、岡本市長は会見で「返書は頂いたが、問いについての回答は何ら無く、案として決めたもので説明はしません、という印象。該当する地域にはもっと丁寧な説明が必要なはず」と語調を強めていた。

 岡本市長は「今日(26日)からパブリックコメントの受付が始まった。いろんな思いを込めてたくさん意見を届けて頂きたい」と市民へ向けてメッセージを発した。