「伊賀市長選挙に伴う公開討論会」が10月18日、伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀5階で開かれ、11月8日投開票の市長選に立候補を表明している現職の岡本栄氏(69)、新人の釜井敏行氏(38)、森川徹氏(43)=五十音順=の3人が登壇。目指す市の将来像について意見を交わした。【公開討論会に臨んだ(左から)岡本氏、釜井氏、森川氏=伊賀市上野丸之内で】

 伊賀青年会議所(米森弘晃理事長)が、有権者の政治参加意識を高めることなどを目的に開催。感染防止のため、会場には一般傍聴者を入れず、午後7時から伊賀上野ケーブルテレビで生中継された。3人は用意されたメインテーマとサブテーマ計6項目について、自身の考え方や方向性を順に語った。

 最初の「旧市庁舎の今後の利活用を含めた中心市街地活性化と旧町村部との連携」について、岡本氏は「交流型で直営の、にぎわいを取り戻す核として整備していくことが喫緊の課題。市街地のにぎわいを郊外に広げていく」、釜井氏は「図書館として活用し、市の責任で全体を運営していく。支所や公民館を残し、どこに住んでも機能が身近に思えるように」、森川氏は「ゼロベースで、しかし加速度的に市民と一緒に考えていきたい。観光を点から線、面につなげ、インフラ整備も併せて行っていく」と述べた。

 「地元で働きたくなる就業先の確保」については、釜井氏は「後継者不足に悩む方に若者とマッチングを行うシステム作りなど、中小・小規模事業所の経営をしっかり支援したい」、森川氏は「企業を誘致し税収を上げることが最も有効。都市部へのアクセスが良い立地なので、倉庫機能などで企業を誘致していけたら」、岡本氏は「若い人たちには、収入を得られ、子どもを産み育てられる場所や教育があるかが大切。しっかり雇用の場をつくっていく」と話した。

 「地域の医療体制」については、森川氏は「市単独で二次救急を完結するため国や県と協議し、名張市と一緒になって病院の機能を上げていくことが必要」、岡本氏は「13年ぶりに病院事業会計が黒字化できたことに感謝している。看護師や介護士の増員を図っていく必要がある」、釜井氏は「必要な財源を医療に回し、待遇改善を図って担い手不足を解消していく。将来的に二次救急を伊賀市で完結できるように」と考えを述べた。

 3人は他にも「アフターコロナ時代の市長のリーダーシップ」「防災・減災対策」「公共交通機関の見直し」についても意見を述べ合った。

 同会議所では20日午後8時から31日午後9時まで、動画投稿サイト「ユーチューブ」で討論会の様子を配信。伊賀上野ケールテレビでは以下の日程で討論会を再放送する。

 ▽10月23日午後10時▽24日午前11時▽25日午後10時▽26日午前11時、午後10時▽27日午前11時、午後10時