名張市西田原の弥勒寺(岩本善雅住職)で青や紫、ピンクに彩られたアジサイが鮮やかに咲き誇り、参拝者らの目を楽しませている。【咲き誇るアジサイ=名張市西田原で(6月15日撮影)】

 736(天平8)年建立と伝わる同寺は、国重要文化財の「木造聖観音立像」や「木造十一面観音立像」など貴重な仏像を間近で拝観できる寺として知られている。

 アジサイは20年ほど前から境内や裏山に植え始め、檀家らが草刈りや施肥など世話を続けている。昨年秋に新たに70株を斜面に植え、現在は十数種類の約1200株になったという。地元では「アジサイ寺」とも呼ばれ、親しまれている。

 檀家総代長の杉尾章さん(73)によると、今年は6月初旬に咲き始め、15日現在で6、7分咲き。7月中旬ごろまで楽しめるという。

 伊賀市内から参拝に訪れた猪口幸子さん(70)は「かわいらしく、大好きな花。初めて見る色の濃い品種もあり、感動した」と笑顔で話した。

 毎年6月下旬の日曜に音楽イベントなど開く「あじさい祭り」は、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった。

 アジサイ園の入園料は200円、本殿の拝観料は500円。

 問い合わせは同寺(0595・65・3563)まで。