名張市立病院(200床)は、来年4月から病棟5階の41床を術後の患者が在宅復帰に向けリハビリなどを行う「地域包括ケア病棟」に転換する方針を明らかにした。12月9日の市議会一般質問で、亀井利克市長が答弁した。【最上階の5階を地域包括ケア病棟に転換する名張市立病院=名張市百合が丘西1】

 同病院の病床稼働率は2017年度が87・2%だったが、18年度が78・5%、今年度は9月までの6か月が77・1%と低下。地域包括ケア病棟の導入で稼働率を上げ、経営面を改善するのが狙い。5階は現在、主に内科の急性期病棟として使っているが、来年1月から3月の準備期間に他の階に移す。

 同病院事務局によると、地域包括ケア病棟は伊賀地域で昨年4月に上野総合市民病院が設けた40床のみで、他地域と比べ不足しているという。阪本忠幸市議の質問に亀井市長は「41床で90%の稼働が実現すると、年間約1億7000万円の増収となる」と見込みを述べた。