名張市の産業チャレンジ支援協議会は11月9日、東京を拠点に小さい子どもを持つ母親や主婦に向けて、働く機会を応援する事業を展開する株式会社マミーゴーと「在宅ワークを活用した女性の新しい働き方の推進に関する協定」を結び、調印式を行った。【調印式を終え、握手を交わす荻野代表(右)と亀井市長=名張市】

 同社は在宅ワークや遠距離社員などの推進や、教育プログラムを通し、働きたいという女性に、新たな働き方や働く場を提案している。今回、同社として3市目になる協定の締結について、代表取締役の荻野久美子さん(39)は「地方こそ在宅ワームはフィットする。地方での普及に力をいれたいと思っている」と話した。

 調印後、亀井利克市長は「子育て世代や母子家庭の人も家庭にいながらにして社会参加をできるように」と述べた。

 この日の午後には、市武道交流館いきいき(同蔵持町里)で荻野さんが講師を務め、在宅ワークを知ってもらうセミナーも開き、20代から60代の女性約40人が参加した。

 同協議会では「一歩踏み出したいと思う名張、伊賀のママさんもたくさんいると感じた」と話し、今後も月1回程度のパソコン講座などの開講に取り組んでいく予定だ。また、同社で作るコミュニティー「ITマミー部」などを通じて、雇用の創出も図っていく。

 問い合わせは産業チャレンジ支援協議会(0595・63・2143)へ。

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