伊賀市が伊賀神戸駅近くに借りたバス転回場用地を巡り、親族が土地所有会社の役員を務めていた中岡久徳議員に対して市の幹部職員が面積など契約内容を伝えていたとされる問題で、岡本栄市長は7月2日、「職員の処分は検討していない」と述べた。【定例会見で答える岡本市長=伊賀市役所で】

 同日開かれた定例会見で岡本市長が質問に答えた。幹部職員は出席した百条委員会で金額、期間、面積の交渉は全て中岡議員を通じて行ったと証言しているが、「交渉していく上でのキャッチボールではなく、(交渉が始める)以前の問い合わせ、聞き合わせという程度のもの」と、問題に値しないという考えを示した。

 市議会は6月定例会で辞職勧告決議案を全会一致で可決。中岡議員は契約への関与を否定しており、議長からの勧告後も「引き続き職責を全うする」との意思を示している。

 同市比土のバス転回場用地は広さ約3000平方メートルで、借地料は月額36万円。2017年1月から19年3か月間の契約だったが、土地所有会社からの申し出があったとして3月末で契約を解除した。