伊賀市が伊賀神戸駅近くに借りたバス転回場用地の契約を巡る経緯が不透明だとする問題で、市議会の議会運営委員会は4月17日、親族が役員をしている企業の契約などに一切関与しないという議員政治倫理条例の基準に中岡久徳議員(70)が違反した恐れがあるとし、審査会の設置を決めた。【政倫審設置に賛成で挙手する議運委のメンバー=伊賀市役所で】

 中岡議員を対象にした調査請求書は13日、赤堀久実議員ら6人が署名し岩田佐俊議長に提出。同問題を調査していた市議会の百条委員会は同日開かれた臨時会で「政倫審の設置検討が適当」などとする調査結果を報告していた。

 政倫審の委員7人は岩田議長が選出。自身を除く百条委のメンバーと同じ顔触れとなった。初回は今月下旬を予定している。

 臨時会で中岡議員は「交渉の窓口となっていたことは認めている」とした百条委の調査報告書に対し「私は市の職員から土地を借りたいという要請があったことから土地を購入したNRKエナジーに情報を伝えただけ。これのどこが交渉の窓口になったこと認めたことになるのか」「市との契約時には息子はエナジー社の役員を辞めている。なぜ問題になるのか」と反論した。

 中岡議員は政倫審の設置が決まったことについて「条例には違反していない。出席を求められれば、正々堂々と対応する」と取材に答えた。