伊賀市が伊賀神戸駅近くに借りたバス待機場用地の契約を巡る問題で、市議会の百条委員会は3月22日、岡本栄市長の参考人招致を決めた。次回は26日で、契約の経緯や市が借り受け面積や期間、契約金額について交渉していたとされる中岡久徳議員との関係を調査する。
この日の証人尋問には当時財務部長だった宮崎寿・企画財政部長と秘書課長を兼務する山元幸一郎総務部次長、地権者ではない中岡久徳議員と交渉していた企画振興部の東弘久次長の3人が出席。出頭請求した中岡議員は事前に通院の届けを出しており、欠席した。

その後、従業員送迎用バスの待機場や転回場の設置などを市に要望していた同市ゆめが丘にある「ゆめぽりす伊賀立地企業連絡会」の田山雅敏元会長からも事情を聴いた。百条委では中岡議員の予定を確認した上で、改めて証人尋問する方針。

市が借りた同市比土の土地は広さが約3000平方メートル。期間は2017年1月から36年3月までの19年3か月だったが、土地所有会社から解除の申し出があったとして市は2018年度の当初予算から借地料435万円を削除する補正案を追加提出している。

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