中心市街地にある現庁舎の活用案について、伊賀市が4月3日、同市上野丸之内のハイトピア伊賀で説明会を開き、昼と夜の2回で市民ら計約140人が参加した。

 市は市役所移転後の現庁舎を改修し、にぎわい創出の施設にするのが目的。中心となる交流型図書館の規模は全体面積の約半分にあたる3000平方メートルで、他には物産販売や美術展示などのギャラリー、観光案内の情報発信の機能を持たせ、三重大学が同市に設置予定の「国際忍者研究センター(仮称)」の誘致と歴史的遺産として現庁舎を高く評価している大手コーヒーチェーンの入店を想定している。
 昼の部の参加者からは「大きな美術館を造ってほしい」「気を遣わずに子連れでも気軽に利用できる図書館にしてほしい」という要望を始め、経済効果について「観光客はどこでお金を使うのか」、三重大の忍者研究センターの誘致に関して「なぜにぎわいにつながるのか」、「駐車場管理で有料の観光客と無料の図書館利用者が混在することに危惧している」という質問や意見が出た。
 築後50年が経った現庁舎は、岡本市長が1期目の2013年12月に文化財的価値を生かして建物を改修、図書館などの複合施設にリニューアルする方針を発表。これに対し、市議会は15年9月に庁舎取り壊しを決議している。