170104_5.jpg 市役所移転後の現庁舎をにぎわいづくりの核として図書館などの複合施設に改修する基本計画策定経費について、伊賀市の岡本栄市長は1月4日、臨時会を招集し市議会に提案する方針を定例会見で示した。同経費を巡っては、庁舎の解体を決議した議会が9月の補正予算から削除。岡本市長は11月に実施された市長選の公約に現庁舎のリノベーションなどを掲げ、再選している。【選挙公報を手に説明する岡本市長=伊賀市役所で】


 岡本市長は2月13日開会予定の市議会定例会前に臨時会を開く考えで、今月17日以降で日程を調整している。会見では選挙公報を手にしながら「南庁舎によるにぎわいづくりなどを訴えた結果、市民の付託を頂いて今日がある。この問題を長く延ばすわけにはいかない」と話し、改めて庁舎改修への意欲をみせた。
 また、庁舎を設計した坂倉準三氏が師事するフランスの世界的建築家ル・コルビュジエが手掛けた国立西洋美術館(東京都)に対し、ユネスコが世界文化遺産の一つに登録したことに触れ、議会が取り壊しを決議した時期と周囲の認識や情勢が変わっていると説明。当面の課題と位置付ける庁舎改修に向け「(市長選の投票を通じて)賛意を表明した1万6555人の有権者にどう向き合うのか」と語気を強めた。