【展示作品を紹介する富さん=伊賀市役所で】

 独特の筆運びで言葉を表現する「遊書」を教えている三重県名張市つつじが丘南7の書家、富峰山(本名・國富光輝)さん(76)と教室に通う生徒らによる作品展が、11月30日まで伊賀市庁舎(伊賀市四十九町)4階の市民ギャラリーで開かれている。観覧自由。

 富さんは11年ほど前から市内で教室を開き、現在は伊賀地域と滋賀県にある6つの教室で、10代から80代までの約80人に月2回ほど指導している。

 会場には、富さんと生徒たちの遊書約70点を展示。墨だけでなく絵の具やボールペンで書いた作品もある。紙や色紙以外にも、ひょうたんや栗、コーヒー豆などさまざまな素材に、人生訓や思い思いの言葉をしたためている。

 時間は平日の午前9時から午後5時まで。

 富さんは「体力的に今回で最後の展示になると思う。これまでの感謝の気持ちを込めた作品が展示されるので、ぜひお越しください」と来場を呼び掛けた。

2023年11月11日付855号2面から

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