宮沢賢治作品で平和考える 上野市民劇場が朗読劇 9日に伊賀で

 三重県伊賀市を拠点に活動し、今年創設75年を迎える劇団上野市民劇場の朗読劇「第11回ぴーすりーでぃんぐ8月の空に」が8月9日、同市上野丸之内のハイトピア伊賀5階大研修室で開かれる。午後2時と同6時からの2回公演。

 演出を担当する福北辨さん(88)は、「今まで原爆の被災地である広島や長崎、東日本大震災の被災地の福島などを舞台に、直接的に平和を訴えてきたが、今年は生誕130年に当たる宮沢賢治の2作品を通して平和と愛を考えたい」と、公演の趣旨を話す。

 公演は2演目。「よだかの星」は、醜い見た目から、他の鳥たちにうとまれていた夜鷹が孤独で絶望しながらも、自ら燃える星となって夜空で輝き続けるという切ない物語。もう1つの「セロひきのゴーシュ」は、町の活動写真館の楽団でチェロを弾くゴーシュが、毎日訪れる三毛猫などの動物たちとの不思議な交流を通じて、教わりながら成長していく物語。

 公演に向けての合同稽古では、団員が登場する三毛猫やカッコウ、タヌキなどになりきり、表情や仕草も加えながら朗読していた。

 入場料は一般1000円、学生500円で、当日券のみ。同劇団では「できるだけ車を乗り合わせてお越しください」と話している。

 同劇団には現在6人が在籍。毎週火曜と土曜の2回、稽古しており、団員も募集している。

 問い合わせは福北さん(090・7697・8590)へ。

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