ピンチをチャンスに、みんなに勇気を―。大阪を拠点にセルフプロデュースでユニークなアイドル活動を続ける女性ユニット「オタフクガールズ」のリーダー「みほたん」こと福森みほさんは伊賀市小田町出身。昨年の地元での催しに出演し、3月には東京や大阪で新曲のリリースイベントも企画している。【ユニットでは「みほたん」として活動する福森さん(撮影・shinzさん)】

 上野高校を卒業後、京都の大学に進学。イベントのMCやネット配信を経験し、トークの楽しさを知る。大学卒業後に吉本総合芸能学院(NSC)に入学し、漫才コンビを組みつつ、同期の3人と「OTAFUKUガールズ」を結成した。

ライブの様子。左が福森さん(同)

 インターネット番組に出演したり、ライブも始めたりするようになったが、福森さんの上京を機に活動を休止。その後、東京から戻った福森さんが、メンバーだった「ミッチャン」を誘い、ユニット名を全てカタカナに改めて2017年に再始動した。

 現在は月に数回、ライブハウスに出演する他、単独ライブや自主イベントを開催。5曲あるオリジナル曲のうち、一昨年発表した「先祖になろうよ」の音楽ビデオは地元・伊賀などで撮影し、動画サイト「ユーチューブ」で配信。NHK‐FMの音楽番組でも取り上げられた。

 昨年は東京で初の単独ライブを開催。12月には伊賀市の上野公園駐車場であったイベントの進行役を務め、忍者をテーマに地元の同級生に作ってもらった新曲を、忍者衣装姿で披露した。

 芸能事務所に所属せず、事務仕事から小道具作りまで、全て2人でこなしているが、「もっと知名度を上げていきたい」と、さまざまな発想が膨んでいるという。福森さんは「地元愛がこもった今後の活動をお楽しみに」。

 3月14日には大阪市内で新曲記念イベントを予定。詳細はホームページ(https://www.otafukugirls.com)で。

上記イベントは延期が決まった。(※3月6日午後6時30分追記)

2020年2月22日付 766号 4面から

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