「手掛けた馬がレースで勝利した時にやりがいを感じる」。名張市滝之原にある競走馬育成牧場「名張ホースランドパーク」で働く若き騎乗員。
滋賀県出身。幼いころから動物好きで、関連する仕事がしたいと農業高校に進む。3年の時、日本中央競馬会の競走馬を育てる日高育成牧場(北海道浦河町)で、育成調教技術者の養成研修があるのを知り受験。
定員20人の狭き門を合格し、1年間基礎技術などを学んだ。修了後は、技術の進むアイルランドで3か月の研修を受け、道内の牧場に就職。20歳のころ、研修時代の教官の紹介で、今の牧場に転職した。

馬は暑さが苦手なため、気温が上がる前の早朝からトレーニングを開始。午前は、坂道を走らせる「坂路調教」を中心に、午後からはブラシ掛けなど馬体の手入れ。それを1日に5頭ほど受け持つ。
調教中、落馬して救急搬送されたことも数回。騎乗時は中腰を維持するため、腰にも負担が掛かる。
「生き物相手で大変だが、好きだからできる。スポーツ観戦という感覚で競馬を見てもらえたらうれしい」とほほ笑んだ。
休日は、ブラックバス釣りや、バイクツーリングで息抜き。仕事への英気を養っている。
2020年1月25日付 764号 7面から
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