【竣工した鍛冶町蔵の外観=名張市鍛冶町で】
「高砂」「而今」などの日本酒ブランドで知られる「木屋正酒造」(三重県名張市本町)の新蔵がこのほど同市鍛冶町に完成した。1月24日に開かれた竣工式で、大西唯克社長(50)は「多くの方々の支えで立派な蔵を建てることができた。たくさんの支えに感謝しつつ、会社を成長させていきたい」と謝辞を述べた。

新しい蔵は、本社(本町蔵)から南東に約150メートル離れた場所で、同社によると、かつては小学校や陣屋があったという。約2150平方メートルの敷地に、倉庫兼作業場として鉄骨2階建ての蔵(延床面積約956平方メートル)を新築し、1月5日から既に稼働。同社ではパート・アルバイトを含め約20人が勤務している。
蔵の新設は、本社と新町にある倉庫との輸送問題解消など、従業員のさまざまな負担軽減が見込まれるという。施設内には、従来は4人がかりで手作業でしていた洗米の負担が軽減できる回転式自動洗米浸漬装置、おおむねマイナス5度前後に保たれた商品保管用の約330平方メートルの冷蔵室、大型乾燥室、ラベルや梱包材といった資材用の倉庫などを備えている。

名張川からの寒風が吹き抜ける中で行われた竣工式には、施工業者や設備業者、酒販店関係者ら約30人が出席し、宇流冨志禰神社の中森孝栄宮司が祝詞を上げた。
式典・内覧を終えた大西社長は「名張の水や米、職人の技、さまざまな要素が合わさった複雑さが木屋正の日本酒の味わいになっている。これからも『おいしい』と言っていただき、感動してもらえる一杯を造り続けていきたい」と語った。
同社では、蔵や作業場などの内覧・見学は受け付けていない。
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