【ポスターを手にクラウドファンディングへの参加を呼び掛ける(左から)角谷さん、津田さん、中内さん=名張市で】
三重県名張市で美術を学ぶ高校生たちを支援したい――。そんな思いを胸に、市内在住の美術工芸作家3人がクラウドファンディング(CF)を始めた。
企画したのは、陶芸家の角谷英明さん(80)、組みひも作家の中内中さん(76)、日本画家の津田親重さん(72)。3人は昨年、「名張の美」と題したコラボ展を名張藤堂家邸で開き、今年10月には高校生ら約200人が参加する作品展を同所で開催した。
高校生らとの交流を重ねる中、近年の物価高などの影響で美術の授業や部活で使う備品が十分に足りていない現状を3人が知り、CFを企画。市内の県立高と私立高へ画材や額などの配布を目指している。
返礼に作品や体験
CFは「キャンプファイヤー」の専用ページ(https://camp-fire.jp/projects/838133/)で来年1月15日まで実施しており、目標金額は100万円。返礼品には角谷さんの青白磁の花器や盃、津田さんの絵、中内さんによる組みひも体験などが用意されている。
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