【蔵の前で展示された上野東町のだんじり「桐本」=伊賀市上野東町で】

 国の重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産に登録されている三重県伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」が10月17日に初日(宵々山)を迎えた。日没に合わせてだんじりのちょうちんが点灯され、訪れた人たちは、日中の巡行時とは異なる風情を楽しんでいた。

ちょうちんに火が入る上野中町のだんじり「其神山・葵鉾」=伊賀市上野中町で

 この日は午後6時ごろから、市中心部の銀座通り、本町通りなどの周辺にある9つの町の蔵付近でだんじりが展示され、一部の町では、だんじりに乗り込んだ囃方が鉦(かね)や横笛などで軽快にお囃子(はやし)を奏でていた。

 18日は「足揃の儀」や宵山巡行があり、19日の神幸祭ではみこしや鬼行列、9基のだんじりが市街地を練る。

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