三重県名張市夏見の「福典寺」(坂東瑞祐住職)で10月25日午前10時から、天武天皇をしのぶ法要「天武忌」が営まれる。
近くの国史跡・夏見廃寺は、天武天皇の皇女で初代斎王の大来皇女が父の菩提を弔うために発願した「昌福寺」に当たるとされる。2025年に建立から1300年の節目を迎えた。
福典寺は、昌福寺の塔頭が起源とされ、願いを受け継いで法要を営んでいる。昨年の法要では、夏見廃寺で出土したものと同型の仏像レリーフ「塼仏」で本堂の欄間を埋めた「黄金の壁」がお披露目された。
当日は、天平衣装をまとった参加者約30人が行列した後、本堂で天武天皇の位牌を前に法要を行う。約1時間の予定。塼仏の公開や秘仏開帳もある。
今年7月には、奈良県の天武・持統天皇陵を含む「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録された。坂東住職は「地元の名張にも、歴史を共有する史跡があることを幅広く知ってもらいたい」と参列を呼び掛けている。
問い合わせは福典寺(0595・63・1392)へ。






