伊賀市長のパワハラ疑い 上司に2度目の証人尋問 市議会百条委

 三重県伊賀市の稲森稔尚市長(42)の職員に対するパワハラ疑いで市議会が地方自治法に基づき設置した調査特別委員会(百条委員会)は9月9日、稲森市長が申立人に対し異動希望を書くよう発言したと証言している当時の上司だった職員から2度目の証人尋問を行った。上司は「私の目の前で言った」と改めて証言した。

 この日の証人尋問では、申立人と上司が証言している部署の窓口カウンターやエレベーターホールでのやりとりを中心に聴取した。来課した市長と申立人が大声で言い合いを始めため、仲裁に入った当時の上司が場所を変えようと3人でエレベーターホールに向かう途中、「市長が申立人に異動希望届を書いてくださいという発言をした」と説明した。

 市長の発言を聞いた後、当時の上司は「『それパワハラや』ということを言った。市長が戻られるのを追いかけて『あなた市長ですよ。言葉には気をつけないと』と話をした」と自身の発言も証言した。尋問終了後、市長への2度目の証人尋問を求める意見が出たが、「一切発言してないと言っている」など不要とする意見が多数を占め、再尋問は見送られた。

 申立書によると、稲森市長によるパワハラ疑いの発言は市が民間事業者と結んだ公共施設の売買契約を巡り、2024年12月26日に担当だった申立人の職員に契約を解除するよう指示した際にあったとされる。

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