【オオサンショウウオの紹介ページ】
「3000万年も昔からほとんど姿を変えておらず、『生きた化石』と言われるオオサンショウウオは赤目のスーパースター」――。

名張市赤目地区の美しい自然や生き物、昔話、伝統行事などをまとめた冊子「さと・たからもの」(A4判、カラー40ページ)がこのほど完成した。
赤目の里地・里山の整備活動を進める「あかめ里山文化保全会」が、地元の自然、歴史、文化を楽しく学びながら地域の宝を次世代に伝え残していくための学習班「里フレンド」を募り、今年4月から12人が編集を進めてきた。
この取り組みは、公益財団法人「三重県文化振興事業団(三重県生涯学習センター)」の助成事業の一環で、交付金を活用しながら学び合い、つながり合う活動を進めてきた。
冊子の冒頭には「三重県と奈良県の県境にある赤目町は、まちの8割が国と県の自然公園の中にある」の一文から始まり、名勝・赤目四十八滝、特別天然記念物、星空観測に適した夜空などは「当たり前のようにあるが、これは町の宝なのです」とつづっている。
ページを繰ると、特別天然記念物のオオサンショウウオのさまざまな生態と高い能力、清流に生息する「丈六ボタル(源氏ボタル)」、赤目渓谷の珍しいコケなどの豊かな自然、柏原城址や竜神山を巡る散策コースなどをビジュアルで分かりやすく表現。また、お水取りの松明調進の裏話や星空の話、地元酒蔵の思いなどは、それぞれ関係者に寄稿してもらった。この他、各地に残る昔話も特集している。
今回印刷したのは300部で、地元の飲食店、美容室、小中学校、市民センターなどに配布する。また8月2日(日)に赤目市民センターで開催する「夏休み親子学習」の参加者にもプレゼントする。
保全会代表の宮本篤さん(68)は「赤目には自慢できる宝物が多くあり、これを知って、見て伝えることからスタートしたい。ガイドブックではなく、地域住民の教科書として保存版にする。これから赤目に移住してこられる方にも配りたい。また、これをしっかり学んだ子どもたちが、自信を持って友人にPRしてほしい」と話している。


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