【給食センターの建設予定地となっている伊賀南部ストックヤード西隣のテニスコート(手前)とゲートボール場=名張市青蓮寺で(2023年8月撮影)】

 三重県名張市の北川裕之市長は2月26日の市議会本会議の冒頭で、中学校給食の開始時期について2029年9月を目標とする方針を明らかにした。市立小学校で実施している自校方式の給食についても順次、センター方式へ集約していく考えを示した。

 民間活力を活用するPFI手法によるセンター方式で進めることや、給食センターの建設予定地が同市青蓮寺の市有地であることは従来の計画から変わらない。

 一方、小学校給食は現在、各校の給食室で調理する自校方式を採っているが、施設の老朽化対策が必要な学校から給食センターに移行する方針を新たに加えた。集約化することで、ランニングコストや将来的な施設改修費の抑制が図れるとしている。

 北川市長は「中学校給食の導入」を公約の1つに掲げて22年4月に初当選したが、昨年5月に財政的課題を理由に事業着手の延期を表明した。この日の市議会で北川市長は「市民の皆さまにはご心配と落胆の思いを抱かせてしまった。心からお詫び申し上げたい」と陳謝した上で、「中学校給食の早期実現と持続可能な方法として、この方向で進めたい」と述べた。

 市は財源確保などのシミュレーションを進めており、詳細については新年度の早い時期での公表を予定しているという。

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