【「あしゅら」「せんじゅ」を抱く副島さん】

 ロングコートチワワの「あしゅら」(雌・12才)、「せんじゅ」(雄・10才)と暮らす、三重県名張市南百合が丘の自営業、副島翔伍さん(36)。

 21歳で同市に越してきた副島さんが、初めて犬を飼ったのが同じ犬種の「えんま」(雄)だった。賢くて芸達者、自分にだけ懐き優しい子で、犬の素晴らしさを教えてくれた。思い入れも強く、「相棒」だったと振り返る。寂しいだろうと約10年前にあしゅら、その後せんじゅも迎え入れ、3匹は仲良く暮らしていた。

 元々体が弱かったえんまが長い闘病の末、2年前に11才で天に召されると、喪失感が半端なく立ち直るのにしばらくかかった。他の何でもそれは埋まらず、それだけえんまの存在は大きかったという。

 そんな副島さんを支えたのが、あしゅらとせんじゅだ。穏やかで愛想も良い2匹はけがも病気も無し。しかもよく食べる。餌にはこだわり、「ちょっと上質なフード」を与えているそうだ。「全面的に甘やかせて育てている」とほほ笑む。

 「楽しく生きてくれたらそれでいい」。副島さんの目尻は下がりっ放しだ。

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