【作品と並ぶ浮田さん=伊賀市千戸】

 三重県伊賀市千戸の染織作家、浮田みどりさん(62)の、伊賀地域で5年ぶりとなる個展「Cell‐織りとフェルト展‐」が、1月17から22日まで同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 京都造形芸術大の通信教育部染織コースで学び、織物を続けてきたが、近年は「自由な表現ができる」というフェルトを中心に制作。人間などの生物、生命、生態系、宇宙、細胞などに思いを巡らせた表現が特徴だ。

 2021年の個展では、染色せず羊毛自体の色を生かした作品が中心だったが、最近は自宅周辺に自生するアカメガシワで下地を染め、羊毛とのコントラストをつける手法にも取り組んでいる。

 「フェルトを追究すると、不思議と『織り』をより意識するようになった。自由に見える作品でも、どこかに織りの要素が入っている」と分析する浮田さん。規則正しい織りのパターンと、自由な表現ができるフェルトをどう組み合わせるか、試行錯誤を重ねる。

 今回は高さ2メートル前後の大作も含め15点ほどを出品予定。時間は午前11時から午後5時30分まで。期間中は、織機を使って10センチ角のコースターを織る無料体験(30分程度、申し込み不要)もある。

 浮田さんは「5年前の個展後は、やってみたいという声も聞き、新たな人とのつながりもできた。羊毛ならではの風合いと織りの組み合わせを見ていただけたら」と話していた。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

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