【松本スカウト(左)と握手する西川内野手=伊賀市北山の神村学園高等部伊賀で、11月4日】

 日本野球機構(NPB)・広島東洋カープの球団関係者が11月4日、ドラフト会議で6位指名した西川篤夢内野手(17)の在籍する神村学園高等部伊賀(三重県伊賀市北山)を訪れ、指名のあいさつを行った。あいさつ後の会見で、広島の松本有史・東海地区担当スカウトは「三拍子そろった、高校ナンバーワンの野手と思って指名した」と期待を寄せた。

 この日は同校を運営する神村学園(鹿児島県いちき串木野市)の神村慎二理事長、広島の田村恵スカウト部長も出席。会見で西川内野手は「遊撃手でやってきたことにこだわりはある。同期入団になる先輩方、指導者の方々に早くお会いし、いろいろ聞いてみたい。体づくりや、まだ見たことのない球に慣れていけるような練習を早くしていきたい」と改めて意気込みを語った。

 西川内野手の印象について、松本スカウトは「よく練習をしてくれそうな好青年。足の速さや肩の強さはアピールポイントだが、更にパワーや球際の強さを身に着けていってほしい」と語った。

 同校からは今春、西川内野手の1学年先輩の寺井広大内野手が独立リーグ・徳島インディゴソックスに入団しており、野球部顧問の湯ノ口伸也教諭は「同級生やほかの部員たちも、寺井君、西川君に続けと頑張っている。練習パートナーとして切磋琢磨してきた2人なので、後輩たちもそうなっていってほしい」と話した。

 伊賀市立緑ヶ丘中出身の西川内野手は、小学3年から軟式野球を始め、神村伊賀では1年夏から公式戦に出場。投手もこなす俊足好打の遊撃手としてチームを引っ張り、2年秋からは主将を務めた。右投げ左打ち、身長183センチ、体重77キロ。

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