【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は9月2日、警察官などをかたる特殊詐欺で名張市の50代女性が現金250万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 同署によると8月2日、女性の携帯電話に京都府警伏見署の警察官を名乗る男から「詐欺グループのトップを逮捕したところ、あなた名義の銀行カードが見つかった。犯罪に加担している嫌疑が掛けられている」などと電話があり、その後に別の警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ、逮捕状などの画像が送られてきた。

 更に検事を名乗る男から「あなたの資金を調査する」などと言われ、指示されるまま指定された法人名義の口座に計3回にわたって現金を振り込み、だまし取られた。

 現金を振り込んだ後、検事を名乗る男と連絡が取れなくなったため、女性は不審に思い、京都府警に連絡。詐欺だと指摘され、その後に名張署が被害届を受理した。

- Advertisement -