【岩根川排水樋門や非常用発電設備など(木津川上流河川事務所提供)】
河川への流出確認されず
国土交通省木津川上流河川事務所は7月23日、三重県伊賀市を流れる淀川水系の木津川と岩根川の合流地点にある岩根川排水樋門(同市大内)の非常用発電設備から、軽油約590リットルが漏れる事故が発生したと発表した。これまでに河川や隣接地への流出は確認されていないという。
同事務所によると、22日午前8時にタンクの油の量の低下を伝える警報が作動し、同10時に燃料配管の接続部から約680リットルの油が漏れたことを確認。23日に発電設備室内で約90リットルを回収したが、残る約590リットルは建物の外に流出した可能性があるという。発電設備は、1999年に整備された。
同事務所は、河川などへの油の流出がないか監視を続けている他、雨水の浸透による流出を防ぐために現場にブルーシートを設置した。今後、漏れ出た油の浸透範囲を調査し、除去対策などを検討するという。
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