【大会に向け意気込む(左から)杉本さん、濱村さん、小林さん=名張市役所で】

 埼玉県加須市で12月21、22日に開かれる「第15回全国高校選抜スポーツクライミング選手権大会」の男子リード種目に、三重県代表として近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)の3人が出場する。3人は3日、中村岳彦副市長を表敬訪問し、意気込みを語った。

 出場するのは3年の杉本侑翼さん(18)=名張市=と濱村大耀さん(17)=津市=、2年の小林隼翔さん(17)=名張市。

 杉本さんは小学3年から競技を始め、今年8月の世界ユースの「リード」のアンダー20男子部門では金メダルを獲得。小林さんは5歳から競技を始めて数々の大会を経験し、選手権は2回目の出場となる。

 濱村さんは、杉本さんが立ち上げた山岳部に入部し、今春から本格的に活動。市内の練習場などで杉本さんと小林さんに教わりながら、力を付けてきた。

 杉本さんと小林さんは昨年の選手権大会で上位成績を残していたため今年も出場権を得ていたが、濱村さんは11月に静岡県であった予選で好成績を残し、出場権を獲得した。

 大会に向け、杉本さんは「今までで一番いい結果を残したい」、濱村さんは「悔いの残らないよう全力を尽くしたい」、小林さんは「昨年の反省を生かし、全力で登りたい」とそれぞれ語った。選手権は学校ごとの団体戦でも順位を競う。

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