三重県伊賀市小田町の県道信楽上野線で、「信号機あり」の警戒標識1枚が逆さまに設置されている。設置ミスによるもので、少なくとも10年以上この状態だったとみられる。緑の部分などが色あせしており、管理する県伊賀建設事務所は近く更新するとともに、正しい向きに設置する。
「この先に信号機がある」ことを強調するために設置される標識で、左から緑、黄、赤の順に信号灯が描かれたデザインが法令で定められている。
逆さまの標識は、小田西交差点の東約60メートルの場所にある。同事務所保全課によると、設置された時期は不明だが、固定されており、施工時に天地を間違えたと考えられるという。
同課の台帳に添えられた2013年5月撮影の写真も左右逆で、職員も誤りに気付いていなかった。地図情報サービス「グーグルマップ」のストリートビューで確認すると、最も古いデータの12年4月時点でも逆だった。
標識大好き3歳も「反対だよね」
YOU859号で逆向きの駐車禁止標識を指摘した標識大好きな菅道仁ちゃん(3)=四日市市=に今回の標識を確認してもらうと「反対だよね。左からみどり、きいろ、あか」とすぐ誤りを指摘。「みどり、太陽ではげちゃってるね?」と色あせを心配していた。
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