【山中にある「なめんだら池」=伊賀市北山】

 三重県伊賀市南部の上津地区の山中に、「なめんだら池」という珍しい名前のため池が存在する。

 池は同市北山の上津地区市民センターから、南東約1キロの、こしよ谷と呼ばれる山中にある。市の地域防災計画の資料によると、堤長30メートル、堤高8メートル、総貯水量約2200立方メートルで、築造年代は江戸時代以前とされている。

 広辞苑には、なめんだらとは「だらしがないさま」とある。地元住民によると、現在も2軒の農家がため池の水を使っているが、池の名前の由来は伝え聞いていない。ある地元住民の男性は「池の名前を初めて聞いた時は、『あほんだら』と言われたと思ってびっくりした」と話した。

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