【表彰状を手に受賞を喜ぶ参加者ら=伊賀市平野西町で】

 三重県の伊賀地域で2023年に栽培された伊賀米コシヒカリの品質を評価する「伊賀米うまい米コンテスト」の表彰式が12月10日、JAいがふるさと本店(伊賀市平野西町)であった。

 コンテストは今年で6回目。JAいがふるさとや伊賀・名張両市などでつくる伊賀米振興協議会が主催し、伊賀米のブランド力向上や情報発信を目的に実施している。今回は112人が栽培履歴書とともに米を提出し、審査に臨んだ。審査は一次が書類による選考、二次で玄米の成分バランスなどを機械で計測し、最終審査で炊飯した米の食味や香りなどを総合的に評価する。

 この日の表彰式は「JAいがふるさと合併5周年&とれたて市ひぞっこ8周年大感謝祭」の記念事業の一つとして実施。伊賀・名張両市長の他、元幕内・千代の国の佐ノ山親方も訪れ、選ばれた7人の受賞者に記念品を手渡した。

 最高賞の伊賀米振興協議会長賞には、50年以上米作りをする伊賀市高尾の立山繁昌さん(70)が昨年に続き選ばれた。立山さんは「土壌改良をしたこともあって暑い夏を乗り切ることができた。2年続けて受賞するとは思っていなかったので、最高に嬉しい」と喜んだ。

 同協議会の北川俊一会長は「伊賀米の品質向上のけん引役として、今後も続けて活躍されるよう期待しています」と話していた。

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