元報道カメラマン、松永悳三さん(89)=三重県名張市西田原=の写真展が11月27日から12月8日まで、同市百合が丘西5番町のサービス付き高齢者向け住宅「百合ヒルズ」はなの里ホールで開かれる。入場無料。
松永さんは名張高を卒業後、読売新聞東京本社で編集局写真記者として定年まで勤め、70歳で名張に帰郷。半世紀ぶりに、豊かな自然や古くからの慣習が残る地元で生活を送るなか、「これは写真で記録するしかない」と心動かされる場面にいくつも遭遇し、シャッターを切り続けてきた。
写真展は、松永さんが来年1月で90歳を迎えるのに合わせ、百合ヒルズを運営するこもはら福祉会の協力のもと卒寿記念として企画。初の個展となる。
約20年間にわたり地元で撮りためた写真の中から、昆虫や鳥、四季の風景など厳選した52点が並ぶ。動画や展示しきれなかった写真データは、ホールの大型テレビの画面に映し出す予定だ。
松永さんは「皆さんに見て頂けることがうれしい。いろいろなことを思い出しながら、ゆっくりと楽しんで頂けたら」と来場を呼び掛けている。
一般の観覧時間は午前10時から午後3時まで。
問い合わせは百合ヒルズ(0595・62・1234)まで。
2023年11月25日付856号4面から
- Advertisement -