在校生にメッセージ　卒業生のブドウ農家・宮﨑さんが講演　山辺高山添分校で

　三重県伊賀市予野でブドウ農園を営む宮﨑陽介さん（41）がこのほど、出身校の山辺高校山添分校（山添村大西）で在校生らに向けて講演し、現在の生産品目や在校当時の出来事、生徒たちの将来に向けたメッセージなどを話した。

　この講演は、村内外の幅広いジャンルの人たちから学び、夢の実現に向けて成長していく原動力にしてもらおうと、同分校が今年度から取り組んでいる「サンライズ講座」の3回目となった。

　宮﨑さんは同分校を卒業後、三重県農業大学校（松阪市）で果樹の生産を学び、家業を継承。現在はシャインマスカットや安芸クイーン、オリンピア、種無し巨峰、種無しピオーネなど、幅広い品種を生産し、旬の時期には直売所を設けて消費者に届けている。

　講演では、在校中に行った北海道での酪農実習の思い出や、害虫対策などブドウを育てるうえでの苦労話なども紹介した。