【祭壇に献花する若山会長=名張市松崎町で】

 三重県名張市の戦没者追悼式が10月25日、同市松崎町のadsホールで営まれた。遺族ら約300人が参列し、各地区の代表者らが祭壇に献花した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年以降は規模を縮小して開いていたが、今年は4年ぶりの通常開催となった。

黙とうする参列者=同

 同市では、西南戦争から第二次世界大戦までの戦争で1190人が犠牲になったという。式では北川裕之市長が「平和で心豊かに暮らせるふるさと名張のまちづくりと、世界の恒久平和の実現に向けてこれからも全力を尽くす」と式辞を述べた。

 1歳の時に父修さんがビルマ(現ミャンマー)で戦死した市遺族連合会の若山東男会長(80)は「戦争を直接知らない世代が多数を占めるようになった今、私たち戦没者遺族は、戦争が二度と繰り返すことの無いように、戦争の悲惨さと平和の尊さ、ありがたさを次世代へ語り続けることが社会的責務であり、その使命を継承していく」と追悼の言葉を述べた。若山会長によると、同会の会員は現在約600人で、高齢化などにより10年前と比べると150人ほど減少しているという。

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