【赤目四十八滝渓谷への入り口=名張市赤目町長坂】

 三重県名張市の観光名所・赤目四十八滝渓谷(赤目町長坂)を管理する赤目四十八滝渓谷保勝会は9月28日、「熊らしき黒い動物が動いていた」との観光客からの目撃情報を受けて設けていた入山規制を、29日朝から一部解除すると発表した。

 同会や市の職員らが28日午前中、目撃情報のあった竜ヶ壺(渓谷入り口から約1000メートル)など渓谷内を現地確認。熊の姿は見当たらず、痕跡なども確認されなかった。付近ではこの日、カモシカが確認されており、熊と誤認した可能性もあるという。

 この結果を受け29日午前8時30分から、千手滝(同約800メートル)まで入山可能となる。同会はパトロールスタッフを増員して安全確保にあたり、市は竜ヶ壺付近に定点カメラを設置して熊の出没の有無を観察する。

 入山規制は少なくとも10月1日まで続け、安全が確認でき次第、規制を全面的に解除する方針。

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