【記念品を受け取る紙屋さん=名張市美旗中村で】

 9月18日の敬老の日を記念して、三重県名張市の北川裕之市長は25日、1918(大正7)年生まれで市内最高齢105歳の3人、紙屋ヨシエさん、中澤みちゑさん、小野ヒサミさんの長寿を祝い、記念品のバスタオルを送った。

 特別養護老人ホームグランツァ(同市美旗中村)に入所する紙屋さんは、テレビでスポーツ観戦をすることが好き。今夏の高校野球大会では出身である鹿児島県のチームを応援していたという。この日、北川市長が「よく眠れていますか」「お食事はどうですか」といくつか問いかけると、紙屋さんは「おかげさまで」とはっきりした口調で答えた。

 中澤さんは針仕事をしていた経験があり、手先が器用。12年ほど前に特別養護老人ホーム国津園(同市神屋)に入所してからも、編み物や絵を描くなどして楽しく生活しているという。同じく国津園に入所する小野さんは歌が好き。家族が面会に来ると、故郷の高知県をテーマにした歌謡曲「南国土佐を後にして」を歌ってくれるそう。

 同市の男性の最高齢者は同市富貴ヶ丘4の堀内清さん(101)。市によると、市内の100歳以上の人数は9月15日現在で、男性6人、女性40人の計46人。

- Advertisement -