大矢恭太郎さん(35)

 今年5月に三重県伊賀市上野茅町で開院した「おおやデンタルクリニック」の院長。同じ歯科医師として長年働く父の背中を見て育ち、「父のような地元の人に愛される医師」を目指す。

 子どものころから自然と歯科医師の仕事に関心を持った。上野高校時代は陸上競技に熱を入れ、卒業後は東京歯科大学に入学。国家資格を取得した後、名古屋や新潟の医院で計約10年間技術を磨いた。

 「自分が育った伊賀に恩返しがしたい」との思いから2020年に帰郷。父の医院で3年勤務し、独立を決めた。仕事では虫歯やインプラント、審美歯科治療などさまざまな悩みに応え、患者の日頃のセルフケアにも気を配る。

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 現在も自分磨きに熱心で、東京や海外の勉強会で最新の治療技術を学んでいる。今後は積極的に講演の機会を作り、「地域の歯の健康意識を高める活動をしていきたい」と意気込む。

 体を動かすことが好きで、高校時代に始めた習慣のランニングは今も続けている。フルマラソンやトライアスロンのレースに向け、多忙な時もトレーニングは怠らない。

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