強い台風7号は8月14日午後3時ごろには紀伊半島の南東付近にあり、1時間に約15キロの速さで北西に進んでいる。台風は15日明け方から夜にかけて三重県に最接近するとみられ、伊賀地域でも鉄道関係や公共施設・サービスなどで15日の運休・休止が決まるなど、影響が出始めている。

 鉄道関係では、近鉄は15日始発から、全ての特急列車を運休する他、大阪線の一部区間(青山町‐伊勢中川間)や名古屋線、山田線などで全列車の運転を見合わせる。JR西日本では、関西線の亀山‐加茂間、草津線の柘植‐草津間など広い範囲で15日始発から運転を取りやめる。

 伊賀鉄道伊賀線(伊賀神戸-伊賀上野間)は15日始発から全列車の運転を見合わせる。バスによる代行輸送は行わない。両市のコミュニティバスと行政サービス巡回車は、名張市のナッキー号を除く全路線で15日は運休する。

 主要観光施設なども15日の営業を休止するなどの対応をとっている。伊賀市では伊賀流忍者博物館、だんじり会館、伊賀上野城、伊賀伝統伝承館「組匠の里」が休館、名張市では赤目四十八滝が入山禁止、青蓮寺湖観光村は休園、とれたて名張交流館、名張藤堂家邸跡、夏見廃寺は休館となる。

 ごみ収集については、伊賀市は15日の収集業務を中止し、代替日は設けない。名張市と伊賀市青山地区は、可燃ごみ収集は遅れが出ても実施する予定で、資源収集は今月30日に振り替える。

※8月14日午後5時現在

- Advertisement -