【活躍を誓う清水さん(右)と金澤さん=四日市市で】

 全国高校総体(インターハイ)「翔び立て若き翼 北海道総体2023」が、7月22日に開幕。三重県伊賀地域の各校から出場する選手、各地で活躍する伊賀地域出身の選手たちに意気込みを聞いた。

 男子サッカーの県代表校、私立海星高(四日市市)の中心選手として活躍するのが、伊賀市出身・在住の清水隼翔さん(17)と金澤颯真さん(17)だ。

 2人は小学生のころに選抜チームで顔を合わせており、清水さんは崇広中時代にIFCジュニアユースで、金澤さんは城東中時代に三重サッカーアカデミーのジュニアユースでプレー。ともに「県内で全国大会に最も近いチーム」と感じていた同高へ進んだ。

 身長180センチでヘディングシュートが得意な清水さんは、前線で体を張って攻撃の起点になるポイントゲッター。その清水さんが「チームの心臓」と呼ぶ金澤さんは、ボールのキープ力に長け、ゲームを組み立てていく中心的存在だ。

 県総体は初戦(対桑名西)こそ無得点でPK戦となったが、そこから決勝(対四日市中央工)までの3試合はいずれも2得点以上を挙げ、8大会ぶり(2020年は新型コロナの影響で中止)4回目のインターハイ出場を決めた。

 同高は、東海4県の高校やJリーグクラブのユースなど10チームで構成する「プリンスリーグ」の昇格プレーオフを勝ち上がり、今年4月から12年ぶりに参戦中。「いつも以上に決定機を逃さないプレーが求められるし、高い集中力も必要。いい強化になっている」と青栁隆監督(54)は分析する。

 チームとしてインターハイ8強以上を目標に据える中で、清水さんは「自分の強みを生かして暴れてきたい」、金澤さんは「多くの人の目に留まるプレーを」と意気込みを語った。

 サッカー男子競技は7月28日に旭川市で開幕する。

2023年7月15日付847号13面から

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