三重県の名張市農業委員会(山﨑祥生会長)は7月14日、名張市役所を訪れ、農業の担い手確保や支援などに関する意見書を北川裕之市長に提出した。
市内の農業従事者の減少や農業放棄地の増加が加速する中、意見書では就農希望者に向けた支援や、放棄地発生の原因となる獣害への対策として、防護柵を設置するための支援などを求めた。
同委員会によると、昨年末時点の市内の耕地面積は約1048万平方メートル、このうち約34万平方メートルが耕作放棄地となっている。
意見書を提出した山﨑会長は「新規就農者も年に何人かいるが安定することは難しい。対策を考えていただければ」と話し、受け取った北川市長は「検討させていただきます」と応じた。
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