【オオサンショウウオの「ニチュ」を観察する児童たち=名張市赤目町檀で】

 三重県名張市の市立錦生赤目小学校(赤目町檀)の4年生教室で、市内の景勝地・赤目四十八滝渓谷などに生息する世界最大級の両生類、オオサンショウウオ(交雑種)が飼育されている。市郷土資料館で保護されていた1匹を同小が夏休み前の7月20日まで借り、「ニチュ」と名付けて生態を観察。中には「猫より可愛い!」と大興奮の児童もいて、人気者になっている。

 同小で飼育されているオオサンショウウオは、体長約25センチ。市役所での飼育開始を受けて同小が市教委に問い合わせ、実現した。飼育場所は、ふるさと学習「なばり学」でオオサンショウウオについても学んでいる4年生の教室になった。

 6月30日に“着任”してからは、一躍子どもたちの人気者に。特別天然記念物の在来種とチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種であることから、名前は日本の「ニ」、中国の「チュ」を取って児童が付けた。

 休み時間になると子どもたちは水槽の周りを囲み、隠れ家の植木鉢の中からニチュが動き出すのを観察。出てくると、「目がちっちゃい」「手や足の動きが可愛い」などの声も飛び交う。授業では、オオサンショウウオについて調べたことを新聞形式にしてまとめた。

 4年生の担任の山岡正典教諭(42)は「身近に生息していても、普段はなかなか見ることができない。よく観察でき、子どもたちにとっていい機会になっている」と話した。

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