【書道の授業に臨む留学生と名張青峰高生=名張市百合が丘東6で】

 三重県名張市百合が丘東6の県立名張青峰高(水守智士校長)が、米ジョージア州のミルトン高から、16歳から18歳の男女10人の短期留学生を受け入れている。留学生の受け入れは4年ぶりで、6月14日には書道の授業があり、うちわを作って両高の生徒が交流を深めた。

 名張青峰高では留学生の受け入れを積極的に行ってきたが、コロナ禍で3年間中止していた。今回は米国の非営利団体のプログラムに協力する形で、12日から19日までの受け入れが実現した。期間中、留学生たちは名張青峰高生の家庭にそれぞれホームステイをして過ごす。

 この日は3年生13人が選択している書道の授業があり、名張青峰高生が留学生に筆や硯の扱い方などを英語で説明。その後、留学生は書道字典から好きな漢字を選び、名張青峰高生のアドバイスを受けながら半紙で墨書を練習し、最後にうちわに直接、漢字を書いた。

 選んだ漢字は「和」「夢」「夏」などさまざま。「徳」を選んだギャビン・シュワントさん(18)は「漢字の意味が、人生で大事なことなので選んだ」と話し、習字は「初めてで、難しかった」と振り返った。

 留学生たちは15日に巻きずし作り、16日に剣道や茶道を体験する。19日の午前中に名張青峰高を出発し、京都へ向かう。

完成したうちわを手にする短期留学生と名張青峰高生=同
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