【ちらしを手に来場を呼び掛ける中田さん=名張市で】

 単行本から懐かしい雑誌、郷土資料、専門誌まで、三重県内の古書店主が選んだ古本の合同市「ホンツヅキ三重2023」が、6月16から18日まで津市久居東鷹跡町の津市久居アルスプラザで開かれる。伊賀地域からも「三歩書店」(伊賀市音羽)と「古書からすうり」(名張市中町)、「中島書房」(同市新町)が参加する。

 古本市の関係者によれば、全国的に個人経営の書店や古書店は減少傾向にあり、三重県内でもほぼ無くなった時期があったという。しかし近年、少しずつ個人経営の古書店が増え、それぞれに交流を図っていく中で、昨年初めて合同市を開催した。

 今回は県内8店舗が計約8000冊を持ち寄る予定で、時間は各日午前10時から午後5時まで。入場無料。土日に開催する本のトークショー、ブックカバー作りのワークショップは有料で、事前申し込みが必要(先着順)。

 古書からすうりの中田俊昭さん(48)は「各店主選りすぐりの本が並ぶ楽しいイベント。それぞれの本の楽しみ方に出会えると思う」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは中田さん(0595・41・1578=古書からすうり)まで。

2023年6月10日付845号11面から

- Advertisement -